わたしの趣味(ダンス以外で)といえば読書
本が好きというよりはほぼ活字中毒で、自宅は一室が書庫となっているし、入りきらない本が廊下に溢れているし、風呂にも本棚がある。読む時間がとれなくても「積ん読」があるだけでワクワクします。
名作だけど今まで読んでいなかった一冊を最近読み始めました
外山滋比古著「思考の整理学」。不滅のベスト&ロングセラーです。わたしが持ってるのは124刷。すごいですね。
帯すら秀逸。
とても読みやすく、分かりやすく、「腑に落ちる」という言葉を実感できる内容です。
話題の人や著名人、その道の偉い人などが書いたものを読むと「支持はするけどなにかを攻撃するような言い回しが嫌だな〜」というようなこともたまにあるんですが、それが全くない。
わたしは意外にも「品格」というのを行動指針のひとつにしていて、この令和の世にあっても「メシ」ではなく「ごはん」、「うまい」ではなく「おいしい」、キッズたちのレッスンでみんなに呼びかけるときもロッテンマイヤーさんのように「あなたたち!」と言います。言葉遣いは見た目の美を保つのよりも大事なことだと思ってるくらいです。
この本は使ってる言葉もとても綺麗。「なにかを肯定するときに相対するものを否定せず、その中からも得るものを拾い上げる」という部分がいくつもあって、頭がいいだけではない本当に賢い人なんだな〜品があるとはこういうことか〜と感じます。
そして表現の仕方がすごいので、読んでいて本当にすかっと気持ちがいい。こういう言い回しがあるのか〜というような勉強にもなります。みなさまもぜひ!
「思考の整理学」特設サイト
https://www.chikumashobo.co.jp/special/shikounoseirigaku/minnano/